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2022/10/10 09:00

「家族語」発明のススメ

言葉を発明するといいことがあります。

この20年程度の間に生まれた新語がありますよね。例えば「オタク」や「リア充」など。いろいろあると思いますが、もはやビジネス用語や一般語として通用します。
それが言葉として新しい概念を生み出し、経済効果がどれだけあったか分かりません。
オタクという言葉が1個生まれたことで世界は変わったのです。

自分の活動や仕事を世の中で広げていくために、まず言葉を作ることはすごくおすすめです。

僕は「家族語」という言葉を普段から勝手に使って、推奨しています。
家族語とは、自分の家庭だけで通用する、各家庭にあるシュールな言葉です。方言の一家版という感じですね。

僕の家では白いご飯のことを家族全員「よね」と呼んでいます。
これは落語の「たらちね」というネタの中でご飯のことを「よね」と呼ぶことが由来していて、僕が言い出して子供にも教えたことでそうなりました。

家語があると家族仲良くなるという持論があります。シュールで他の人からは分からない言葉を家族だけが共通で使っていて、それを言うことが恥ずかしくない状態はすごくいい状態だと思います。
その先に世間に広く使ってもらえる言葉のアイデアがあります。まずは、数人だけの間で流行る言葉を作ってみてほしいです。そして、さもその言葉があるかのように外部に発信をして反応を見てみるといいですね。

言葉が生まれたことで働き方や職業の定義が変わり、それによって経済的な恩恵を受けた人たちもいるはずです。近年では「DX」「アート思考」「コミュニティマネージャー」「ファシリテーション」「地方創生」「探究学習」「SDGs」などなど、一般ビジネス用語が生まれたことで新しい職業が誕生し、自分の得意技で仕事を増やすことができた人がたくさんいたと思います。言葉の力は、人の人生、働き方、常識、経済を変えます。

試しにいろいろ考えて発信して見ても、ノーリスクです。だれも使い出さなければ誰も知らないまま終わるだけなので。
最後に、コツとして。
言葉を作ってみたら、さも元々あった言葉で、自分ではない誰かが作ったものであるように使い始め、その後もし流行ったら、自分が作ったことを伝えてもいいかもしれません。世の中の現象のように見せると、使い始める人も周囲に増えるかもしれません。


◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。

Voicy 高橋晋平の1日1アイデア: https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter: https://twitter.com/simpeiidea
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