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2022/10/03 09:00

『進撃の巨人』から学んだアイディア発想術

マンガの『進撃の巨人』が好きです。進撃の巨人のストーリーにはよくわからない部分が多く、単行本を何度も繰り返し読んでは「意味分かんない!」と言い、アニメを観て「どういうこと!?」と言いながら読んでいます。

進撃の巨人のまだ読んでおらず、内容を知りたくないという方もいるかもしれないので、できるだけネタバレがないように書いていきます。

進撃の巨人では、巨人が出てきて人を食べます。描写が怖いので、最初はちょっと読むのをためらっていましたが、いざ読みだすとどんどん引き込まれていきました。そして、物語の中盤で全然意味が分からなくなり、一度読むことをやめました。

何年か経ち、世間で「進撃の巨人、途中で意味が分からなって読むのをやめていたけど、最近とんでもなく面白くなってきた」という人が増え始め、それを聞いてそこから単行本の続きを全部買って、最後まで読み切りました。衝撃を受けるくらい面白かったです。

進撃の巨人の後半には、巨人が出てくるどころではない驚愕の物語が展開されます。進撃の巨人という作品から、僕は今後のアイディアの発想の仕方ですごく大事なことを気づかされました。それは、空想とは、本当に限りがないもので、何を考えてもいいのである、ということです。

考えるだけなら、制約など何一つありません。
ビジネスを考えるときでも、最初は発想にブレーキなどかけずに、何でも考えて良いのです。
具現化可能で収益性もあるものしか考えてはいけないという前提から始まると、たいしたことは思いつきません。だいたい人と同じ考え方になってしまいます。

まずは十分に妄想を広げ、その中から1000個に1個、もしかしたら形にできるかもしれないアイディアが見つかるというのが新しいアイディアの作り方です。

僕は、自分が講師を務めている企画アイディア発想研修などで、「ブレーキをかけないで考えてみましょう。」などといつも言っていましたが、進撃の巨人のストーリー発想に比べたら、自分もとんでもなく小さい世界に収まったまま壁を作っていたなあと思いました。

子どもの頃は、もっと空想できていたかもしれないですが。


◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。

Voicy 高橋晋平の1日1アイデア: https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter: https://twitter.com/simpeiidea
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