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2022/07/26 11:09



少し前に僕のSNSで「アイディアトーナメント」というイベントを開催しました。


作り方、コンセプト、広め方などのアイディアがすごい16個の商品を独断で選び、トーナメントにして対戦表を組み、どっちの商品のアイディアがすごいかをアンケート機能で一般投票してもらい、毎日1試合ずつ進行していきました。

最終的にカップヌードルが優勝でした。
結局カップヌードルは、1回戦からすべての対戦カードで大差をつけて勝利し、圧倒的な支持を集めました。やっぱり、万人の生活に必要とされる商品は強いですね。

僕はカップヌードルがどうやって発明されたかという、日清創業者の安藤百福さんの伝記マンガを小学校のときに読んだことがあります。とても面白くて、繰り返し読み、そんな発明をする人生に憧れたことを鮮明に覚えています。
カップヌードルが完成するまで安藤百福さんが情熱を注ぎ考え続け、次から次へとアイディアを出していきます。そのマンガでは(真実かどうかわかりませんが)、かき揚げを油で揚げているところを見て麺を中まで揚げる方法を思いつき、チキンラーメンを発想したという話が描かれていました。
また、外国に視察に行ったときに機内食でカップにインスタントラーメンを入れて食べるところを見て、カップに入れてそのまま食べられる商品をひらめいたそうです。
それでカップヌードルの開発を進めるのですが、カップより小さい麺の塊を入れると輸送時に砕けるし、逆にギュウギュウに詰めるとカップが割れるので、カップの中空に浮かせることを工夫したそうです。これらを読んだときは子供心に興奮しました。すごいアイディアの連続ですよね。具現化する際の細かいアイディアこそが優れたアイディアであるということがよくわかるエピソードです。

カップヌードルは、昨今のプロモーション手法も次から次と面白いですよね。攻めたTVCMがよく話題になります。
挙げればきりがないですが、僕は「シーフードヌードルに、イカに加えて、ほぼイカが入った」と自信満々に謳ったCMがとても印象的でした。
「ほぼイカ」とは、本物のイカではない、イカに似た食材です。普通に考えると、ほぼイカはイカより劣っているので、追加されたことがポジティブなのかどうかよくわかりませんよね。それを、いろいろ仕掛けてきた歴史を持つカップヌードルブランドが自信をもって言うことで、「どんな感じなんだろう」「イカとほぼイカの違いを知りたい」みたいに、興味が湧いてきます。

これからもカップヌードルが仕掛けてくるアイディアから目が離せません。





◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。

Voicy 高橋晋平の1日1アイデア:https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
株式会社ウサギHP:https://usagi-inc.com/