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2022/07/26 11:05



アイディア発想法、つまり「こんな考え方をするとアイディアが思いつくよ」みたいなテクニック集が好きな人は世の中にたくさんいます。僕も好きです。

例えば有名なもので、「オズボーンのチェックリスト」という発想法があります。9種類の考え方でアイディアを展開してみよう、という方法です。

例えば「拡大してみよう」。今あるものの数を増やしたり、スケールを大きくしたりしてみたら新しいアイディアが生まれます。
それから「逆転してみよう」。順番を入れ替えたり、意味を真逆にしたりしてみると、やはり新しいアイディアが生まれます。
そんなふうに、9つのアレンジ方法でアイディアを増やし、新しい可能性を見つけていくというものです。

このようなアイディア発想法に関しては、「そんなもの要らなくないですか?」みたいな意見も少なくありません。特に、もともと発想が得意で、何も考えなくてもどんどん思いついてしまう人からすると、発想法なんて必要ないですよね。

僕は、このようなアイディア発想法に関して、
「最終的には要らなくなるけど、一度は試しに使ってみると発想筋が鍛えられる」
と思っています。つまり、アイディア発想法はトレーニングのようなものであり、何となく知っておいて損はありません。

目の前に問題が現れたときに、誰でも1つはそれに対するアイディアを思いつけます。問題は、そのアイディアが使えないとなったときに、ほとんどの人が「やっぱりいい方法がない」「自分には発想力がない」などとがっかりして、億劫になって考えるのをやめてしまいます。

1つ目のアイディアがダメだったときに、「これがダメならこっちはどうかな? あっちはどうかな?」みたいに、別の方向性のアイディアをポンポン出すことができると、そのうち解決法が見つかります。

練習しているうちに、最終的にはアイディア発想術なんてものは意識する必要が全くなくなります。鬼ごっことか簡単なスポーツみたいに、反射的に頭が動いてしまう感じになっていきます。そうなったら、楽しいです。

ということで結論、アイディア発想法は必要だし、小学校くらいで必修科目になったらいいなと思っています。




◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。

Voicy 高橋晋平の1日1アイデア:https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
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