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2022/07/06 13:43

 

 

僕の会社で開発し販売している「かけアイ」というカードゲームを紹介しながら、ビジネスアイディア発想法について話します。

 

「かけアイ」には、ビジネスアイディアを考えられる通常版と、幸福な社会や人生を持続させる企画・行動アイディアを考えるサステナブル版があります。

 

このゲームは「欲求カード」と「お題カード」という2種類のカードを、ゲーム名の通り「かけ合わせ」て、掛け合いのおしゃべりをしながらアイディアをたくさん考えることができる仕組みになっています。アイディアの作り方は既存の要素の組み合わせである、とよく言われますが、その方法をゲーム化しています。

 

ビジネス企画とは、人間の欲求を満たすものを生み出すことです。

 

人間の欲求はいろいろあります。健康でいられる、いい出会いがある、頭がよくなる……、などなど。

 

かけアイ通常版には、人のさまざまな欲求が書かれた赤色の「欲求カード」が50枚、「おもちゃ」や「飲食店」など業種が書かれた青色の「お題カード」が50枚入っています。

 

この赤と青のカードを組み合わせると必ず「こんなビジネスアイディアがあったらどうだろう?」と問うお題文が完成します。例えば、「頭がよくなる飲食店」って、どんなものが考えられる? というように。

 

そのお題に対するアイディアをみんなで大喜利のように出していくゲームです。皆のアイディアを面白がったり、「これ本当に行けるんじゃない?」みたいな話をしたりします。

 

もう1つ、このゲームの重要な仕掛けが、第3のカードである「賞カード」というものです。例えば「スケールでかすぎで賞」や「笑えるで賞」、変わったものだと「お題と関係ないこと言ったで賞」など、様々な賞が書かれたカードがあります。アイディアが出揃った後で、ランダムに引かれた賞カードに1番ふさわしいアイディアを出した人を相談して決め、そのアイディアを出した人がポイントを得ます。いいアイディア出さなければいけないと思ってしまうと頭が真っ白になりますが、賞カードには「お題と関係ないこと言ったで賞」というものすらあるので、思いついたら何でも出した方がゲームに勝てる可能性が高くなります。このルールにより、肩ひじ張らずに思いつきをどんどん出すことができるようになります。

 

サステナブル版は欲求カードの代わりに、「目標カード」というものが使われます。例えば「病気の感染を防ぐ」「誰もが仕事を続けられるようになる」など、社会の欲求が書かれています。2種類のかけアイを使うと、個人の欲求と社会の欲求からビジネスアイディアにアプローチすることができます。

 

他の人とアイディアを見せあうことで、自分が思いつかない発想に触れることができ、それをアレンジしてまた自分流のアイディアを出せるようになります。このゲームはZoomなどのリモート通話アプリケーションで遊ぶこともおすすめです。

 

集まったアイディアは妄想レベルで、さまざまな業種にまつわるものの混合ですが、すべて人や社会の欲求が入っている「ビジネスの種」です。ゲームを通してすぐに数百のアイディアが集まり、そこから「これ、うちの会社に置き換えたら、こんな形で実現できるんじゃない?」と提案できるアイディアが必ず見つかります。

 

機会があればぜひ実際に手に取って遊んでみて下さい。

 

 


◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の11アイデア」を参考に原稿化されたものです。

 

Voicy 高橋晋平の11アイデア:https://voicy.jp/channel/1883

高橋晋平Twitterhttps://twitter.com/simpeiidea

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