2022/07/06 10:59
僕は小さな会社を作って、自分で仕事を生み出して働いている「スモール起業家」です。
これを読んで下さっている方の中には、起業することに憧れている方もいらっしゃるかもしれません。
「起業」と聞くと、「世の中を変えるアイディアを考えないといけないのかな」とか、「社員をたくさん雇わないといけないのかな」とか、「お金がたくさん必要なのかな」とか、いろいろな心配事を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、それらは特に必要なく、他の人が苦手なことを得意分野にして、多くの人を手伝えるようになれば、起業できます。
言い方を変えると、何かしらのニッチな専門家になれれば、起業できます。これが1番早いのではないかと思っています。
例えば僕はおもちゃ・ゲームの開発者ですが、そういう人で独立していろいろな仕事をしている人は、日本中で見ると0.0〇〇%とか、ものすごく希少な人材ですよね。一方、おもちゃやゲームを作りたいお客様も相当に少ないですが、それでもその中のたくさんの人が僕を見つけてくれて、一緒におもちゃを作る相談をしてくれます。ニッチな得意技があると、その名刺をいろいろなところで配ったり、SNSで自己紹介したりしているだけで、いろいろな人に見つかっていくのです。
僕が憧れているビジネスマンの一人が、魚の第一人者である「さかなクン」です。
魚という一大生き物のトップ取っているので、「魚と言ったらさかなクン」となります。起業の考え方の究極系です。
魚級のデカいジャンルのトップはそうそう取れないですよね。
しかし、ニッチであればあるほどトップはすぐ取れます。
そう考えると、おもちゃというジャンルは、すべての人が子供時代に通るものでありながら、専門家があまりいない、ラッキーなジャンルだったかもしれませんね。
ジャンル選びは、もちろん自分が好きなことや得意なことしか選べないわけですが、その中でもニッチであればあるほどいいと言えます。
例えば、「私はライターです。」と言うよりも、「〇〇のことしか書かない、〇〇ライターです。」と宣言して、それに関する文章しか書かないと決めると日本一になれます。
他の人とかぶらないように自分を深掘りし、細分化して、「私って何者なんだ?」ということを分かっていく作業は、まさにアイディア作りです。
僕も実は、おもちゃなら何でも作れるわけではありません。というかほとんど作れません。手触りを楽しむ感触玩具とか、ガチャガチャとか、アナログゲームとかが得意です。たぶんこれからも、それらの得意なことだけを磨いていくと思います。
◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。
◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。
Voicy 高橋晋平の1日1アイデア:https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
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