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2022/07/04 13:09


 

今日のテーマは「けん玉」です。


僕はけん玉が好きで、小学校の時は、児童館のおばちゃんに教わりながら友達と毎日練習していました。

 

大学の時にけん玉熱が再燃し、同じ研究室のメンバーと一緒にいろいろな技を練習して、「この技とこの技が連続でできたら何級レベル」みたいな表を見ながら遊んでいました。

 

けん玉の中にも仕事のアイディア作りのヒントがあると思っています。

 

けん玉は世界中の国にあり、「各国のけん玉」を検索したりして調べると様々な形のものが出てきます。

 

日本のけん玉は世界のスタンダードになっており、皿が3つ、刺す棒が1つ、玉は1個、穴も1個という感じですが、僕が触ったことがあるいくつかのけん玉の中では、圧倒的に扱いやすく楽しいです。

 

この秀逸な形のけん玉の完成にたどり着いた方法は、トライ&エラー以外の何ものでもなかったはずです。おそらく現在のけん玉の形は、最初にできたときから各部分の細かい形状が全く違うと思います。今でも、スタンダードな形をわずかに変えながら、少しでも扱いやすいけん玉が開発され続けています。

  

長い歴史の中でけん玉は手でこねくりまわされるかのように進化を続けました。

 

これはアイディアの作り方とすごく似ています。

 

もの作りや発明、工夫というものは、アイディア一発で成し遂げられるものではありません。よりよい形で実現するために、細部を少しずつ変えていく小さい積み重ねが、アイディアです。

 

小さいことをいろいろと試して、「これはあり」「これは違う」「これは採用」「これは保留で1年後ぐらいにやってみるかも」というように振り返りながら、前に進んでいきます。


ちなみに、

 

僕がものすごくリスペクトしている「ケンダマクロス」という進化したけん玉玩具があります。プラスチック製の玉の中におもりを入れて、ほぼ木と同じ操作性を兼ね備えたけん玉を作り、皿に、通常より大きい「カップ」を付けることができます。これにより、どんな子供でも割と早く玉を皿に乗せられるようにして、そのうちに自転車の補助輪のようにカップを外すと、通常のサイズの皿になっても同じように乗せられるようになってしまっているという。すごい発明です。

 

 みんなでアイディアを交換し合って何かを少しずつ進化させていくというのが、いい仕事のつくり方ですよね。

 

 

 

◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の11アイデア」を参考に原稿化されたものです。

 

Voicy 高橋晋平の11アイデア:https://voicy.jp/channel/1883

高橋晋平Twitterhttps://twitter.com/simpeiidea

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