2022/07/01 16:17
アイディアの使い方の本質とは何でしょうか。
特に社会人の方がアイディアという言葉を聞くと、仕事に使うものであると思いがちですよね。でも僕は、アイディアはそれ以前に、ちょっとした悩みごとを解決したり、生活を楽しくしたりするための工夫だと考えています。
例えば、人間関係の悩みはアイディア一発で解決できるものが多いです。
僕も特に中高時代は人間関係で苦労していましたが、アイディアひとつで問題を解決した思い出があります。
僕が通っていた中学校は、いわゆる不良やいじめっ子がたくさんいて、2年生の頃に2人のクラスメイトが「あいつを無視し続けようぜ」みたいなことを僕に対して言い出したことがありました。
当然辛かったので、何とかしようと思い、ある日その子たちが1人ずついるときを見計らって片方に近づいて、「僕がもしかしたら何か悪いこと言ったかもしれないし、ぶつかったかもしれないし、ごめんね」みたいに、すごく丁寧に話しました。そして、その様子をもう1人の方にわざと目撃させました。そうしたら、「あれ?、え? なんで2人で話してるんだろう?」みたいになって、近づいてきて、不思議なほど何もなかったかのように3人で言葉を交わし、その2人はその後僕に普通に話しかけてくるようになりました。
この例は少々、「ブラック人たらし術」みたいな話かもしれませんが、結果的に人を傷つけたわけではなく、仲が改善したので、いいアイディアだったと思っています。
あの頃はアイディアという言葉を意識しておらず、計算したわけでもなく、「何かしないと!」という本能で動いた感じだったと記憶しています。アイディアとは、切羽詰まったときにパッと出てくることが多いものです。
アイディアは恋愛にも使えます。
今の妻と初めて2人で遊びに出かけるとき、パワースポットとして有名だった神社に誘いました。最初に神社に誘われたことを後々聞いてみると、印象は良かったと言っていました。
神社は派手で楽しい場所ではありませんが、好きでもない人を連れて行かないですよね。
僕の中では上手くいくために考えたことであり、まさにアイディアでした。そのあと2ヶ月後にプロポーズして結婚しました。
もちろんこれは単なる1アイディアですから、100%成功するはずがないし、むしろ失敗することの方が多いかもしれません。しかし、試してみて損はありません。こんなふうに、嬉しいことが起きるように知恵を絞って、トライアンドエラーを楽しむのがアイディアの真骨頂です。
◆この原稿は、ボイスメディアVoicyの音声配信番組、「高橋晋平の1日1アイデア」を参考に原稿化されたものです。
Voicy 高橋晋平の1日1アイデア:https://voicy.jp/channel/1883
高橋晋平Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
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