2022/07/07 14:34
みなさん、こちらのツイート、ご覧になられましたか?
当サイトにご参加いただいているクリエイターの一人、カナイガさんのツイート。
3月8日に突如投稿されたこちらのツイートは、現在20万いいねを集めています。
その後YouTubeに投稿されたのがこちらの動画。衝撃的な映像…。
「アイディアの王様」の一人が世間をざわつかせている!これは話を聞かなくては!ということで、カナイガさんに直接お話を伺いました。
カナイガさんはこの春大学を卒業し4月から就職、ということで超多忙な時期にお時間を頂きありがとうございます!
それでは早速。
「コーン約指輪」や「いちごの将トケー棋」など、定期的に作品がバズっているカナイガさんですが、今回の「たこ焼きの舟」は過去最高だったのでは?事前に予想されていたんですか?
カナイガ「半分予想はしていましたが、想像以上でした…!見たことのない光景がタイムラインに流れてきたら、きっとみんな手を止めて反応をくださるんじゃないかなと思っていました。
でも、20万いいねは過去最高で、メディアの取材も今までで一番ですね。」
ほんとにすごいですよね。色々なメディアで取り上げられていて、前々からカナイガさんを推していた身としては、誇らしいような、寂しいような、勝手に感慨深いです…(笑)
でもなぜ「たこ焼き」だったんですか?何かきっかけがあったんですか?
カナイガさん「これはもう、使命感ですね。
学校の課題とか友達に誘われたとかではなく、自分がやりたいからやった、という感じです。
きっかけとしては、いつも何か思い浮かんだらメモをするようにしていて、もういつ思い付いたかは定かではないんですが、おそらく、たこ焼きが舟の形のお皿にのっているのを見たときに川に流れている絵が思い浮かんだ、という流れだったと思います。
これは川に流すことに意味がある、私がやらなきゃ!と感じて実行しました。」
たこ焼きがめちゃくちゃ好き、というわけでは…?
カナイガさん「普通に好きです(笑)」
カナイガさんが強い使命感を持って形にした「たこ焼きの舟」がこちら。
綺麗な球体に、マヨネーズや青のりがとてもリアルでおいしそう。
このたこ焼き、どうやって作られているんですか?
カナイガさん「たこ焼きは発泡スチロールでできているんですが、まず半球の状態のものを発注して、2つをくっつけてやすりをかけて綺麗な球体に仕上げて、首を通す部分は電動ノコギリで開けました。
色々な種類の絵具を混ぜながら色付けしていって、最後にボンドと絵の具を混ぜたもので、手が震えながらマヨネーズを、ジオラマで使うような芝生のパウダーを青のりとして振りかけて完成、といった具合です。
知り合いの建築家の方に手伝っていただきながら仕上げました!」
この青のり、芝生のパウダーだったんですね!本物にしか見えない!よく見つけましたね。
制作はもちろんですが、撮影もきっと大変だったんでしょうね。
カナイガさん「撮影は、私よりもたこ焼き役の方たちが大変だったと思います!
実はこのたこ焼き、前が見えない、かつ音も聞こえにくくなっていて、しかもずっと正座をしてもらっていたのでかなりきついことをさせてしまったなと思っています。
あと、カメラマンの方にも舟を追いかけながら撮影していただいて、一往復だけでしっかり撮ってくださったのでありがたいなと感じています。」
あのたこ焼きの中の人たちはどういった方々なんですか?
カナイガさん「あの方たちはSNSで募った友人や知人のみなさんです。おもしろそう!と共感してくれた人たちが協力してくれました。
中には後になって、本当はやりたかったけど勇気が出なくて…なんて言ってくれた人もいました(笑)」
カナイガさんの使命感に共感して参加し、長時間の正座にも耐えてたこ焼き役を演じきった皆さんの背中は、達成感に満ち溢れております。
カナイガさんの作品はこれまでも食べ物をモチーフにしたものが多いですが、何か想いがあったりするんですか?
カナイガさん「もちろん食べるのが好き、というのはあるんですが意識して食べ物ばかりをテーマにしているわけではなく、振り返ってみたら食べ物ばかりだった、という感じです。
ただなぜなんだろうと考えてみたんですが、食べ物と食べ物じゃないものって周波数が全然違っていて、食べ物から出ている空気感にすごく惹かれているんだろうな、と感じています。」
なるほど、確かに食べ物と食べ物じゃないものを組み合わせたときの化学反応で生まれるワクワク感やかわいらしさ、くすっと笑えるちょっとしたくだらなさがカナイガさんの作品の魅力なのかもしれませんね。
今後は就職されるということですが、制作活動はどのようにされる予定ですか?
カナイガさん「春から企業に就職するので仕事をしながら、制作活動も続けてSNSで皆さんに発表して、といった活動も並行していきたいなと現時点では思っております!」
春から新社会人ということで、王様のアイディアスタッフ一同応援しております!
そして、私たちもカナイガさんと一緒に商品を開発し、みなさんにお届けできるよう邁進していく所存です!
カナイガさん、今日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
そして、「たこ焼きの舟」は現在、六本木のANB Tokyoにて展示中です。3月27日(日)の夕方にはたこ焼き人間も現れるかも?!とのこと。
皆さんぜひ「たこ焼きの舟」の実物を見に、六本木へ!
KUMA EXHIBITION 2022
ギャラリー展示
Part.01:2022年3月18日~27日
会場:ANB Tokyo
住所:東京都港区六本木5丁目2-4
2F-7F
開館時間:11:00〜20:00
料金:無料
https://kuma-foundation.org/exhibition2022/